こんにちは。
“関わる人すべてが豊かな人生に”をめざして
なないろじかん みっこです。
葬儀司会23年つたえびとをしている私にとって、2022年4月6日から起こる3日間は
きっと遺しておかないといけないコトガラである。
何章になるかわからないけど、綴っていきたいと思います。
見送りは当人だけでない
大事な人が亡くなって、すること、決めることは本当に多くある。
まず、すぐにでも決めないといけないことは
*通夜告別の日程
*葬儀の場所
*葬儀社の選定
*お寺への連絡
*親戚への連絡
ひとまず段階でもこれくらいはある。
しかも、結構、重要案件であるのにもかかわらず
すぐに決めないといけない。
病院によっては、すぐにでも決めて、移動させてほしいと言われてしまうことも。
友人のきらみ母から、電話をもらった時に、病院の具合をきくと
そんなにすぐに出ないといけないこともないので安心した。
まず、上記のすることの一般的なことを知らせる。
返ってきたのは、
「なにも考えられないけど、自家用車で家に連れて帰ってあげたい」
赤ちゃんの場合、だっこして車に乗り込めるので可能である。
ただし、不審に思われて警察に質問をされる場合があるため、死亡診断書は必ず持参すること。
もうひとつは「献花のかわりに献おにぎりにすること」
うんうん、それも問題なし。
ただ、ちゃんと親族さんにもお話しをすること。
関わる人すべてにとって、良きお別れになることが大事なのである。
もちろん、遺族さんの気持ちが大事なんだけど
お別れに誰かの後悔を残さないことがいい。
それがきらみのためになると思う。
感覚をとぎすませていく
ひとまず、ご自宅にきらみを連れて帰ってきた。
そこからは、どう送るのかを話しに、仕事終わりに家を訪問。
きらみ父、母の気持ちは「今までは彼らしく生きれるように全力だったけど、
彼らしく送れるように、を次は全力でやりたい」
じゃぁ、まずは、やりたいこと、そして、やりたくないことを考える
*葬儀葬儀はしたくない
*お寺は呼びたくない。きらみ、宗教とかお経とかわかんないし
*焼香とかもしたくない
*お花もそんなに好きじゃなかったから献花もあんまり
*きらみに会いたいと思ってくれる人はできるだけきてほしい
*献おにぎりをしたい
*しめっぽくとかはやだ
葬儀会社を介さずに、葬儀をおこなうことも準備してはきたけど
家族だけでお別れでない時点で、やはりどこかの葬儀会社に
お世話にならなければならないことが確定する。
本来はこんなにゆっくり考えることもなく、決めることが多い。
そこが決まれば、葬儀社探し。
私が常に司会をしているエリアでないため
会社を紹介してあげることが難しい。
で、あれば、会社としてそこはどうなん?ってところをのぞいて
ピンとくるとこに電話をしてみる。
その感じでいいところを決めていく。
付き合いがなければ、感覚を研ぎ澄ませていくことが大事になってくる。
いろいろ話したので、もう一度夫婦で話あって、どうするか整理するといい。
そういって、26日の夜は老けていったのである。
葬儀にむけてスタートがきられたのである
27日 夫婦で話しあい、葬儀会社2社に電話相談。
1社目は、とても親身に話してくださるところ
ただ、献おにぎりには難色・・・「炭になって残るので・・・」とのこと。
2社目は、最初の電話対応のおじちゃんがいまいち、つないでもらった大元の方は対応○
折り返し、電話をいただけるということ。
結局、2社目の折り返しを待たずに、1社目に家に来てもらい見積もりをお願いする。
そこに一緒に立ち合わせていただきました。
若い夫婦、葬儀なんてわからない。
言われたら言われたままになるのは見えている。
「夫婦とは友人で川西市で葬儀司会をしております・・・」
あえて、初めに担当の方に伝えておく。
そうすることで、知らないからなんでも入れ込めばいいというのを
回避するためである。
きっと、ヤだろうな〜、同業者がいるのはきっとやりにくい。
それは承知・・・ともすれば、そのためだけにいると言っても過言ではない。
やりたいといったことをできないと言われる時、
できない理由をけしていくことはできる。
できない時、違う角度でできるにもっていくことができる。
きっと私の役目はそんなところだ。
打ち合わせが進むつれ、担当のかたが気になるところは、
この人(私ね)司会するんだろうか・・・・
この業界、まぁまぁ、そのあたり融通がききにくいところ。
契約している司会者を起用するのが通例。
しかし、今回、きらみ父、母より「二岡さんに司会してほしい」をいただきました。
担当者さんが頑張ってくださって、OKいただきました。
二人に伝えておきたいこと。
はじまったらあっとゆうまに終わってしまう。
葬儀がわかっでいる私でさえも、やっぱり後悔は残ってしまう。
だからこそ、全力で取り組めるように、とりたてて二人じゃないといけないことは
こっちで引き取って、全力で向かってもらえるようにつとめていく
こうして、お見送りをするスタートがきられたのである。
二岡 美樹子
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