こんにちは。
“関わる人すべてが豊かな人生に”をめざして なないろじかん みっこです。
葬儀司会23年つたえびとをしている私にとって、2022年4月6日から起こる3日間は
きっと遺しておかないといけないコトガラである。
何章になるかわからないけど、綴っていきたいと思います。
死を考えるコトは生を考えるコト
4月1日友人から、長文のメッセージが入る。
要約すると
*闘病で頑張ってきた三男くんの残された時間が少なくなっていること
*三男くんのお兄ちゃんたちにどう話すべきか悩んでいること
*今できること
*最期の送りのこと
相談という感じでもあるようなないようなそんなメッセージ。
私に連絡することって、旅立ちを明確にしてしまうことでもある。
でもね、私は思う。
「死」の話をすることは、人を「死」に追いやるコトじゃない。
「死」考えるということは、その人の「生」の時間を大事に考えるということ
なんだと思う。
葬儀司会をして23年。
みっこ調べではあるんだけど、葬儀の話をしたほうが長く生きると思ってる。
10日間という贈り物
「合併症がでたら今までの患者さんは24時間以内になくなっている」と言われてから
きらみーは10日も家族に時間をくれたんだよね。
きらみーの父とぅと、母かぁかは、きらみの兄たちにきらみーの残りの時間のこと
どう話すか悩んでいた。
言った方がいいという人、言わない方がいいという人・・・
こればっかりは、いろんな意見があるだろうし、
その子その子でも違うんだろうし・・・
でも、今日話そうと決めていた朝にきらみは旅立っていった。
「いわなくてええで」そんなことだったんかな・・・わかんないけど。
それでも、家族がみんな揃っていて
看護師さんたちの入れ替え時間でたくさんのみんながいる時で
主治医さんもやってきている日で
とぅと、かぁかが崩れてしまわないようにゆっくり時間プレゼントして
みんなのいいタイミングはかって、
2022年4月6日 きらみーは旅立っていった。
そのトキの時間は待ってくれない
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「朝に旅立ちました。これからのこと全然わからないし決めていないので相談にさせてください」
そう一報をもらった。
でてきた言葉は「ありがとう」本当によく頑張ったと思う。
大事な人を亡くすこと、年齢に関わらず辛いことである。
自分の子どもとなるとどんな気持ちなのかははかりしれない。
受け入れることなんてとうてい難しいと思う。
でも、時は待ってくれない。
酷かもしれないけど、ちゃんと考えていかないといけない。
きらみーのとぅと、かぁかにはたくさんの友人や仲間、大事な親族がいる。
一緒に泣いてくれる人も、慰めてくれる人も、励ましてくれる人もたくさんいる。
私にしかできないことをやるのだ。
のちのち恨まれてもいい、この時間が後悔なく終わるのであれば
私は自分にできることをする。
お見送りを全面でサポートすること
きらみは、生後7ヶ月で病気がわかり、小さな体で1年2ヶ月
全力で生きようと頑張ったんだ。
だとしたら、遺されたものは、全力でおくってあげないといけない。
そこから、きらみーの見送ることを懸命に考える3日間がはじまるのである。
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二岡 美樹子
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